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導入事例

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導入事例

2024.07.09

1番嬉しい変化は、その日の仕事をその日の内に終わらせられる事です


西松建設株式会社 様

今回は【名古屋第二環状自動車道勝川高架橋他7橋耐震補強工事】齋藤様と伊藤様へお話をお伺いしました。ご導入の経緯は社内のDX推進室からの紹介がきっかけです。Archの全機能(見積、発注、在庫、点検)をご活用頂いており、システムの評価も上々です。今後は「私からも他現場へ紹介していきますね」と笑顔で仰って下さいました。

作業所事務所内風景

(写真左からArch:CS担当 西田、西松建設:齋藤様、伊藤様)
人物1

齋藤 拓海 様

人物2

伊藤 篤司 様


物が散乱しやすい現場。機械の管理方法に課題を感じていた。

Arch導入以前の課題を教えてください。

1つ目は機械の管理についてです。

当現場の特徴として細長い工区となっている為、物が散乱しやすく、管理が非常に大変でした。
Archを導入する前は管理番号を記録した紙を用いて、現場にある機械とひとつひとつ照合していた為、非常に時間を要していました。
また紛失や盗難があってもなかなか気付けないという問題もありました。

2つ目は昼勤・夜勤での発注情報の申し送りです。

夜勤ではレンタル会社への発注ができないため、注文したい機械を昼勤の者へ引き継ぎます。
この際の伝達がうまくいかず、違う機械が納入される事もありました。
正しいものに入れ替えるにも配送料も手間も掛かってしまう為、そこも課題に感じていました。

3つ目は紙ベースでの点検です。

従来は紙の点検表を毎月印刷して差し替える作業や、前月の点検表を集計する作業にかなり手間と時間をとられていました。
また、現場では雨で紙の点検表が汚れたりやぶれたりして記録できないことがあり、職人さんからもなんとかして欲しいという声がありました。


在庫はシステムで管理。夜勤でも発注が可能になり、引き継ぎが不要に!点検は紙ベースからデジタルへ移行しました。

Archを導入した事で現場はどのように変わりましたか。

在庫管理はシステムで行い、かなり効率化できています。
発注機能は夜勤時にも発注ができる点がすごく便利です。発注漏れや伝達ミスも解消されました。
点検は紙の運用から完全に切替えたおかげで、1度点検用QRコードを貼ってしまえば差し替えの手間も省け、紛失等の悩みもなくなり、結果的に作業時間の大幅な削減に繋がっていると感じます。毎日の点検状況もスマホですぐに確認ができることから、現場全体の安全意識の向上にも役立っています。


現場見学に来られる外部の方からの評判も非常に良いです◎

特徴的なエピソードはございますか。

25年新卒内定者の方へ現場を案内する機会があるのですが、最近の学生の方は建設DXについての関心が高く、現場での取り組みをよく質問されます。
その際に、ArchのQRコード点検を紹介すると非常に評判がいいです。
建設DXといえば、事務所でPCやタブレットでシステム画面を紹介するだけのものが多いので、取り組みと作業効率化が結びつきにくいのですが、
Archは現場で実際に活用されているDXとして、見学者の方に効率化をイメージしてもらいやすい点もいいですね。

現場1
現場2

その日の仕事はその日の内に終わらせられる。

そのほかに導入のメリットを感じられる点はありますか。

レンタル機械の管理に掛かる時間が大きく削減されました。
その中でも点検表については大幅に作業時間が削減されていると感じます。
導入初期は作業員さんや、職員の方に対する周知に少し時間が掛かりましたが、移行後はそれ以上に作業時間を短縮する事ができてます。
そのお影もあって、仕事を次の日や次の月に持ち越さなくてもよくなりました。


将来的には建機レンタル品以外のリース品もArchで管理できるようにして欲しい。

Archを運用する上で見えてきた課題を教えてください。

現場側の課題としては、Archを積極的に活用できる窓口担当を増やしていきたいですね。今後要望もいろいろ出していければと思ってます。

Archへのご要望はありますか。

今思いつく要望としては注文・返却をテンプレート化して工事ごとにまとめて発注・返却ができる機能があれば便利だと思います。
有名なECサイトのように発注頻度の高いレンタル品がランキング形式で表示されたり、他現場で良く注文されている商品をみられたりするのも面白いですね。

将来的には仮設足場の注文もArchででるようになると嬉しいです。
現在、仮設足場は電話で注文をしている為、全てArch管理へ移行し、電話のやり取りを0にできればと思います。期待しています!