CASE STUDY
導入事例
2025.12.12
Archなら職人さんが快く点検をしてくれるので助かってます!
清水・東亜・大豊特定建設工事共同企業体 様
今回は、Arch 安全セーフティをご活用いただいている清水・東亜・大豊特定建設工事共同企業体の皆様にお話を伺いました。

写真左から清水・東亜・大豊特定建設工事共同企業体所属の佐藤様、赤荻様、鈴木様
大規模JV工事における「点検漏れ」のリスクを解消
Arch導入の経緯と導入前の課題
点検のデジタル化ツールを検討していた時、各JV企業の他現場からArchの良い評価を聞いたことがきっかけです。特に今回の現場は大規模なJV工事で、重機だけでなく分電盤、足場も紙ベースだと記録や最新版の管理が大変になると感じていました。その点、点検記録の可視化であればArchがこの現場にはピッタリだと判断して導入を決めました。
導入前は「点検漏れ」に課題感を持っていました。どうしても紙ベースの点検表運用では点検未実施の項目や該当する職人さんを特定するのに手間がかかり、注意喚起に時間を取られていました。現場の規模が大きくなるほど、紙 の点検記録では情報共有が遅れ、管理の目が行き届きにくくなるという問題を感じていました。
導入でその課題は解消されましたか?
大きく解消されました。昼礼時にモニターへArchの点検記録確認画面を写し出すようにしています。これによって点検実施状況が誰でも一目でわかるようになり、点検漏れを大幅に減らすことが出来ていますね。正しい点検状況をその日のうちに元請職員、協力会社双方が認識できるようになったので現場全体の安全意識がさらに高まっていると感じています。
また、点検された記録はPC上でリアルタイムに表示できるため、現場の点検実施状況がすぐに把握できるのはありがたいです。以前のように、いちいち機械まで足を運んで紙の点検表を確認していた作業が一切なくなり、業務時間の大幅な削減にもつながっています。


左:分電盤点検もArchになり管理が容易に。右:熱中症チェックもQR点検で運用
安全管理意識が劇的に向上
導入後の現場での変化について教えてくだ さい。
まず、安全管理に対しての意識が以前に増して向上していると感じます。点検状況は昼の打合せで発表するようにしていて、おかげで職長さんたちも状況を把握しやすくなりました。その日のうちに指摘するようになってから、職人さんたちも自発的に点検をやってもらえるようになっているのはいいポイントです。
管理する側の変化も大きいです。Archなら事務所にいるときでも点検漏れをその日のうちに指摘できるため、元請職員から協力会社さんへのフォローが迅速にできるようになりました。また、従来紙ベースで運用していた時には点検実施の確認印を押すために、機械まで出向いて点検表を回収する作業が、Archの元請確認機能のおかげで不要になりすごく楽になっています。
支店からも「この現場が一番うまく使えているんじゃないか」という高い評価をいただいており、会社全体の業務効率化という面も含めて、Archは「いいシステム」と実感しています。
一人あたり月に30分から1時間は時間短縮されている
Arch導入による定量的なメリット(時間・コスト面など)
この現場では職人さんも含めて数百名に及ぶ人たちが働いていて、一人あたり月に30分〜1時間の業務時間削減につながっている感覚です。毎月Archさんからもらっている月間の削減時間推定レポートも、この現場の人数や機械台数を考えると決して間違った数字ではないのかなと感じています。
Archの運用ルールや管理体制について教えてください。
導入当初には若手メンバーが先頭に立ち、マニュアルを配布したうえで運用ルールを定めて定着させたことが、スムーズな運用につながったんじゃないかなと考えています。
基本は最低限のことを初めにきっちり決めて、あとは現場の状況に合わせて改善していくという方針で進めました。
管理体制としては、2名をArch運用担当として設定して、担当が中心となって持込機械の搬入出確認などの確認を行っています。明確な体制と初期のルール設定のおかげで、この現場でも問題なくArchを定着させることができました。
誰でも直感的に使える「手軽さ」
Archを他の現場におすすめできるポイント
やはり、導入の決め手となった「点検漏れの防止」というメリットはそのまま他の現場にもおすすめできるポイントです。
システムの見た目もわかりやすくて誰でもできると言って良いくらいの操作性です。前の現場でも操作に苦労しなかったという協力会社さんが増えていることからも、その手軽さを実感しています。この手軽さと安全管理の質向上を両立できるのはArchの強みだと感じています。
現場で一緒に働く協力会社の職長さんからも、 「Archは本当にいい。職人さんたちが進んで点検をやってくれるのでとても助かっている」とお褒めの言葉をいただいています。

左から、ライト工業株式会社木下様、JV職員赤荻様、Arch森本
さらなる機能アップデートへ期待!
Archへの期待・今後の展望
システムへの機械登録時に不便な時もあるのですが、今後のアップデートで持込機械・電動工具を今以上に簡単に登録する機能が実装されると聞いていて期待しています。今以上に使いやすくなれば、より業務効率化を推進していけるのではないかと感じています。
作業計画書のデジタル化機能のアップデートもあると聞いています。これからも現場のニーズに沿った機能拡充に期待しています。